#61_№23-借金取りといっしょ!の人探し (アンダーグラウンド臭漂うミステリー…)

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創作作品(一般向け)
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お疲れ様です。
闇金や多重債務者の末路についてかなり頑張って調べた、内向的bです。
この話ではやはりこれが一番難しい調べ物でしたね…!
色んな参考情報をつなぎ合わせて考察して、文にしたんですよ…ふふふ…
 
というわけで
この記事は、内向的bの創作物「借金取りといっしょ!の人探し」の掲載記事になります。
 
「…小説……だと………!?」
 

となった方は
目次から「初めましての方、この創作物は…」へジャンプしていただき、
最初にそちらを読まれることを推奨します~

  

本文 「借金取りといっしょ!の人探し」

「まあ、業界で一般的に言われてる話だと、一昔前みたいなタコ部屋の話はあんま聞かへんね。
 あれも伝手とかないと難しいやろし、最近の建設現場は抜き打ちの立入検査もよくあるらしいからなー。
 近いところで、ダムとか数か月~年単位の建設現場で普通に働いてもらうケースかな…。

 
 臓器は海外に連れてって抜くって聞くな~。腎臓片方とか多いんちゃう? 
頻繁にやっとるんかは分からんけどな。


 女の人やったら、風俗に回すのが多いやろうな。
 でも最近は風俗もなぁ、価格競争激しくなってて、デフレ気味で大変らしいで。」

 
(おお…やっぱりいかにもなタコ部屋送りは無さそうなんだな…風俗は低価格競争が起こっているのか…)
現場の実態っぽいものを聞くことができ、手ごたえを感じた僕は、ついに本題に踏み込むことにした。

 

「あの、借金がかなり膨れ上がってるとか、いくら働いても利息すら返せる見込みがない…ていう場合はどうするんですか?」

「そうやね……元金が10万もないし、その元金も完済してるような人には、それ以上追及せんかな。
 取れへんところには時間かけへんし。」
「そうなんですか…」
イメージと違って、意外とあっさりしてるんだなと思った。
でも確かにその方が効率的だ。事業として営んでいくなら、現実的で適切な姿勢だと納得できた。
 
「じゃあ、それ以上の元金返済が残ってる場合はどうするんですか?」
「あー、債権、借金を払ってもらう権利を余所に売ったりするかなー。
 回収出来んかった人の回収を請け負う業者、っていうのもあってな、そこに売るんよ」
「はー…そういう仕組みがあるんですね…」
流石、本職は違うな…。
たくさん気になっていた事を聞けて、僕はほくほく気分だった。

「ちなみに、回収を請け負う業者さんは、どういう方法で回収するんでしょうか…?」
「あーすまんな、それは話せへんのや。債権売ったらあとは知らんって感じなんよ。
 …仕事上はな」
「…?」
「んーボクなー、人が欲とかに溺れて、駄目になっていく様を見るのが好きなんよ~。
 せやから、仕事の範囲超えて見学させてもらう時もあんねん。」
どうなるか最後まで見届けたくてな~と、男は何てことも無さそうに言った。

「……………ぇ…」
好きな食べ物の話でもするような軽さでこぼされた、目前の男の仄暗い欲望。


突然の衝撃的な発言に打ちのめされた僕の頭は、思考停止に陥った。
そして一拍後。

サーッっと、自分の血の気が引いたのが分かった。

(え、あ、…や、やばい、奴だ………!
 僕…、や、やっぱり、はやまってた………
 あ、ああ、ど、どうしよう………?!)

そんな幽霊を見たかのように蒼白となった僕を、男はひたと見止めた。


男は僕を見つめたまま、腹を空かせたアナコンダのような眼を細めた後………

 

 

 

 

唐突に笑い出した。

「くっ、
 ふはっw、はははははははははっ…www
 いや~yさん、くふふw、ホンマええ反応してくれるなぁ。
 ホンマ脅かしがいがあってええわ~。
 ふっ、冗談やってw そんなドン引き!って顔せんといて~w」
鋭い八重歯を見せながら、大爆笑する男…。

「?は、?…え、冗談…だったんですか…?」
「うんw…まあでも好奇心は猫を殺すっていうやん?
 あんまり暗~い所は覗かんほうがええんちゃう?ボクからの親切な忠告やー。」
僕をおちょくったり、怖がらせたりするのが好きなKは、にやにやと愉しそうに話を締めたのだった。

「さて、次はこのアパートの中に手がかりないか探すんやろ?どっから手ぇ付ける?」

 

 

では今回はこの辺で!

続きは次回の掲載記事か、Amazon kindle 借金取りといっしょ!の人探し(上) でどうぞ~

ではまた~

 

初めましての方、この創作物は…

創作物掲載記事に初めて遭遇してしまった閲覧者様へ、
この作品の概要や、注意点についてご紹介します!
 

●どんな話?
・写真調の 挿絵いっぱい!ノベルゲーム風小説 です。サクサク読めます。
考えすぎるライター&怪しい借金取りによる、不気味で 笑えて ほっこりする 人探しミステリーです。
・ジャンルは、ミステリー&ブロマンス です。

 

もうちょっと詳しく言うと…

主要登場人物が3人だけ!殺人事件、探偵、警察も出てこない珍妙ミステリーです。
・2人の感情の動き、距離の変化、クソデカ感情をじっくり堪能できます。
・内向的な方におすすめ!「疲れにくく、深く楽しめる」物語になっているはずです。

 

●注意事項
・この作品はkindleで販売済み&購入者様もいらっしゃるため、結末まで掲載しません
 上巻の5~6割くらいまでの掲載とする予定です。あらかじめご了承ください。

 

あらすじ

 
―預かって欲しいものがある。

 
そんなきな臭い頼みを、恩人の先輩から引き受けたライターのy。
がその直後、先輩は音信不通となった…。

不安に駆られたyは、先輩の住む都心のアパートへと向かう。
そこで底知れない恐怖を感じさせる男、借金取りのKと出会うが…

 
日常に潜む…”闇”を垣間見る不穏なミステリー
あなたも、少し覗いてみませんか…?

 

あと、念のため…

この創作物は、内向的bが文も、絵というか画像も、全部一人で作ったものになります。
AIさんの手すら全く借りていない、ペンネーム通り「ぼっち」で作り上げた作品です。

よかったら宣伝、おすすめ、拡散していただけると、うれしいです。
とっても励みになります!

 

「借金取りといっしょ!の人探し」は、内向的bが心を込めて作った作品です…
作品やその一部を無断で、複製・盗作・販売行為などはご遠慮ください。
※このブログでは作者自身が、記事数を増やすために掲載しているだけで、無断転載ではないです!

 

この物語はフィクションです。
作中で登場する人物、団体、名称、事件等は架空のものです。実在のものとは関係ありません。

★感想・アウトプット的スペース★  閲覧者様の思ったこと、聞かせてくれませんか…?

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