お疲れ様です。
超徳用なトイレットペーパー▼をまとめ買いしてしまったために、トイレットペーパー達をインテリアにしている内向的bです。
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この記事は、内向的ｂの創作物「借金取りといっしょ！の人探し」の掲載記事になります。
「な……に……?」
となった方は
目次から「初めましての方、この創作物は…」へジャンプしていただき、
最初にそちらを読まれることを推奨します～
本文 「借金取りといっしょ！の人探し」
「じゃあ、今度ボクがキッチン、玄関、外の通路、物置やね。」
休憩を終えて麦茶を片づけた後、僕達はアパート内の捜索を再開させた。
ずっと中やったから最初外行こ～、と言って部屋から出ていくKを見送り、僕はまず和室へと歩を進めた。
僕たちは見落としがないよう、捜索場所をチェンジし、二重チェックを行う戦法を取っていた。
今度は僕が、和室、押入、バスルームを捜索する番だ。
（まあ実は、昨日Kが帰った後に、家探しを実施済みなんだけども…）
明日の捜索では、まず手近なところ、アパート内の捜索からとなるだろう。
そしてその際に、Kに＜何か＞を先に見つけられたら困る…
そう思った昨日の僕は、5日の夜のうちに家探しを決行することにした。
移動+Ｋの相手ですでに疲労困憊のなか、追加で家探しするのは辛いものがあった。
でも、今やらないといけない事だと、己をどうにか奮い立たせた。
軽く仮眠をとり、戸棚から発見したインスタントコーヒーで、カフェイン摂取する。
その際に発見した甘いものも、賞味期限はもう少し先だが、僕の活力となってもらった。
（途中畳を外すために、マイナスドライバーをコンビニに買いに行ったりもしたしな…）
なんだかんだ2時間以上はかかったと思う。
取扱説明書のページの隙間、クッションの中、テレビの裏側、DVDプレイヤーの取り出し口の中、フェイクグリーンの生い茂る葉の中、畳の下、押入の天井裏まで、徹底的に探し回った。
その結果、今日の朝はいつもより眠かったし、Ｋに朝食を作ることすら、すっかり頭から抜けてしまったのだった。
だが、そこまでしたのに＜預かって欲しいもの＞やそれに関連しそうなものは見つけられなかった。
手紙どころか、手帳もメモの1つも落ちてない、ゴミ箱にさえ屑一つ入っていない。
紙でなく電子データ等で指示書が用意されていることも視野に入れていた。
けれど、部屋にはパソコンなどはなく、USBメモリ、SDカードなどの記録媒体も見つからなかった。
やはり先輩は＜預かって欲しいもの＞を準備する前に、この部屋からいなくなったのだと結論付けるしかなかった。
（昨日はあくまで、＜預かって欲しいもの＞関連だけを探していたからな…）
再度改めて「先輩の行方」という視点での捜索を試みることにした。
アパート内で探すべきものは、おおまかに次の4点としていた。
これらは、現地調査など次の段階にも影響してくる事柄だからだ。
①先輩の所持金や懐具合がわかるもの
②先輩の貴重品や着替え
③先輩の周囲の人物に聞き込みをしたいので、そういった人物の手がかり
④消息を絶った原因についての手がかり
今は特に、③④あたりの手がかりが欲しいところだが…
（そういえば、テレビ台の隣の、収納棚はなんか変わった構造だったよな…）
和室にあるテレビ台横の、小さめのチェスト。
幅45センチ、高さ50センチ、奥行き30センチほどの大きさで、パッと見には3つの引き出しがついている。
だが上から1段目は引き出しではなく、天板が上へ開くようになっていて、上から収納した物を取り出せる造りだった。
引き出しに見えたフラップ扉は開閉する事が出来て、下まで開くと扉が机みたいになった。
そうすると、ちょっとした作業スペースが出来上がるのだった。
1段目の収納の奥は深いスペースとなっており、高さのある物をしまえる構造になっていた。
中には、アパートの設備関連の取扱説明書などが入っていた。
電気ガス水道や、管理会社の連絡先が載っている書類もあったので、念のため、スマホのカメラで撮っておく。
書類のほかには洗濯バサミ、電池、ガムテープ、鋏なんかが雑多に詰め込まれていた。
僕は昨夜よりも入念に、隅から隅までチェストを調べてみた。
しかし、特に秘密の引き出しや二重底などがあるわけでもなさそうだった。
（変わった造り…っていう感じだけで、普通に収納棚みたいなんだよな…）
和室、押入、バスルームの捜索開始から、約40分後。
「ｙさんの方はなんかええもんあったー？」
「いえ、手がかりになりそうなものは何も…」
僕とKは、デジャブのように同じやり取りを繰り返したのだった。
では今回はこの辺で！
続きは次回の掲載記事か、Amazon kindle 借金取りといっしょ！の人探し（上） でどうぞ～
ではまた～
初めましての方、この創作物は…
創作物掲載記事に初めて遭遇してしまった閲覧者様へ、
この作品の概要や、注意点についてご紹介します！
●どんな話？
・写真調の 挿絵いっぱい！ノベルゲーム風小説 です。サクサク読めます。
・考えすぎるライター＆怪しい借金取りによる、不気味で 笑えて ほっこりする 人探しミステリーです。
・ジャンルは、ミステリー＆ブロマンス です。
もうちょっと詳しく言うと…
・主要登場人物が３人だけ！殺人事件、探偵、警察も出てこない珍妙ミステリーです。
・２人の感情の動き、距離の変化、クソデカ感情をじっくり堪能できます。
・内向的な方におすすめ！「疲れにくく、深く楽しめる」物語になっているはずです。
●注意事項
・この作品はkindleで販売済み＆購入者様もいらっしゃるため、結末まで掲載しません。
上巻の５～６割くらいまでの掲載とする予定です。あらかじめご了承ください。
あらすじ
―預かって欲しいものがある。
そんなきな臭い頼みを、恩人の先輩から引き受けたライターのｙ。
がその直後、先輩は音信不通となった…。
不安に駆られたｙは、先輩の住む都心のアパートへと向かう。
そこで底知れない恐怖を感じさせる男、借金取りのＫと出会うが…
日常に潜む…”闇”を垣間見る不穏なミステリー
あなたも、少し覗いてみませんか…？
あと、念のため…
この創作物は、内向的ｂが文も、絵というか画像も、全部一人で作ったものになります。
AIさんの手すら全く借りていない、ペンネーム通り「ぼっち」で作り上げた作品です。
よかったら宣伝、おすすめ、拡散していただけると、うれしいです。
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「借金取りといっしょ！の人探し」は、内向的ｂが心を込めて作った作品です…
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この物語はフィクションです。
作中で登場する人物、団体、名称、事件等は架空のものです。実在のものとは関係ありません。
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