＃81_№41-借金取りといっしょ！の人探し　（不動産屋にビビる主人公…）

　
お疲れ様です。
すでに書き上がっていて、文章量も多い創作物を載っければ、記事数を楽に増やせるんじゃないか…？と考えた内向的bです。
　
この記事は、内向的ｂの創作物「借金取りといっしょ！の人探し」の掲載記事になります。
　
「………？」
　

となった方は
目次から「初めましての方、この創作物は…」へジャンプしていただき、
最初にそちらを読まれることを推奨します～

　　

本文　「借金取りといっしょ！の人探し」

弁当を完食後、タッパーなどを弁当バッグに仕舞い終わった僕は、捜索状況の確認をすることにした。

「Kさん、確認なんですけど、Ｋさんの方の伝手や捜索では、何か手掛かりとか上がってきてませんか？」
「う～ん、気ぃつけて見てもらうように頼んではいるんやけど、まだなんも言ってこぉへんな…。
　後でちょっと、せっついとくわ」
「お、お願いします…」
Kが＜A＞を狙っているかもしれない懸念から、Kが先に先輩を見つける展開は嬉しいものではなかった。
だが、背に腹は代えられない。先輩の無事を確認できるなら、もうそれに越したことはないだろう。
あとは…

「ドヤ街にいる可能性なんて、あると思いますか？」
ドヤ街は日雇い労働者が多く集まる街で、日雇い労働者向けの安い宿泊施設も立ち並んでいる。
日本三大ドヤ街の一つが、東京都台東区にあった。
ただ近年その街は、バックパッカーなど外国人旅行客向けの宿泊地として人気を集めているという。

「ドヤ街なぁ…あのアパートからは遠いけど、ないことはないかー…
　でも先輩くらいの若い人は、目立ちそうやけどなぁ…」
ま、そこも見てもらうよう頼んどくわ、と応じたKはそこで、ふと思い出したように呟いた。

「そういえば、あのアパート、女のコが住んでたんやっけ。
　賃貸契約って誰の名義になってるんやろ？」

（そういえば……賃貸契約書類とかが見当たらなくて、結局、確認出できてなかったんだよな。）

表札はつけられておらず、郵便受けも部屋番号の記載のみ。
室内にも賃貸契約者の手掛かりはおろか、電気ガス等の契約書類もなく、僕達はあの部屋の正式な家主を確認できていないままだった。
ただ契約書類等がないのも、＜A＞狙いの者に個人情報等が渡るのを恐れて、先輩が隠したのだと思う。

（あ、でも、電気ガス水道と管理会社の連絡先が載ってたのは見たよな…
　確か例の収納に突っ込まれてて、写真も撮ったはず…）

僕はスマホを取り出して、写真フォルダを開いた。
あれは9月6日の午後だったから…
あ、あった。

「あの、契約書関連はあの部屋にはなかったんですが、アパートの管理会社はこの不動産屋のはずです。」
とスマホのカメラで撮っておいた、連絡先が書かれた書類の写真をKにも見せた。
Kはそれを見て、ニンマリと笑みを浮かべた。

「流石yさん。抜かりないなぁ。
　んじゃ、早速ここに探りを入れてみますか！」
確かに不動産屋なら契約者も把握してるはず、だが…

「ぁ、あの…ど、どう話すんですか…？
　僕達、その…不法滞在してるような感じですよ…」
後ろめたい行為をしている自覚のあった僕は、藪蛇をつつくようなKの提案に、つい及び腰になってしまった。

（追い出されたらどうしよう…。僕の宿泊場所は適当に近場のビジホとか、最悪ネカフェでもいいけど…
　でも、それだとKへの対価…食事提供が難しくなるし…）
不安がる僕とは対照的に、Kは自信満々だった。
「大丈夫やって、ボクに任せとき！」

そう宣言し、早速、自分のスマホで電話をかけはじめたK。
僕はそれを横で、固唾をのんで見守るしかなかった

　

　

では今回はこの辺で！

続きは次回の掲載記事か、Amazon kindle　借金取りといっしょ！の人探し（上）　でどうぞ～

ではまた～

　

初めましての方、この創作物は…

創作物掲載記事に初めて遭遇してしまった閲覧者様へ、
この作品の概要や、注意点についてご紹介します！
　

●どんな話？
・写真調の　挿絵いっぱい！ノベルゲーム風小説　です。サクサク読めます。
・考えすぎるライター＆怪しい借金取りによる、不気味で 笑えて ほっこりする 人探しミステリーです。
・ジャンルは、ミステリー＆ブロマンス　です。

　

もうちょっと詳しく言うと…

・主要登場人物が３人だけ！殺人事件、探偵、警察も出てこない珍妙ミステリーです。
・２人の感情の動き、距離の変化、クソデカ感情をじっくり堪能できます。
・内向的な方におすすめ！「疲れにくく、深く楽しめる」物語になっているはずです。

　

●注意事項
・この作品はkindleで販売済み＆購入者様もいらっしゃるため、結末まで掲載しません。
　上巻の５～６割くらいまでの掲載とする予定です。あらかじめご了承ください。

　

あらすじ

　
―預かって欲しいものがある。

　
そんなきな臭い頼みを、恩人の先輩から引き受けたライターのｙ。
がその直後、先輩は音信不通となった…。

不安に駆られたｙは、先輩の住む都心のアパートへと向かう。
そこで底知れない恐怖を感じさせる男、借金取りのＫと出会うが…

　
日常に潜む…”闇”を垣間見る不穏なミステリー
あなたも、少し覗いてみませんか…？
1話目はこちら→　№1-借金取りといっしょ！の人探し　（内向的な方にオススメ）

　

あと、念のため…

この創作物は、内向的ｂが文も、絵というか画像も、全部一人で作ったものになります。
AIさんの手すら全く借りていない、ペンネーム通り「ぼっち」で作り上げた作品です。

よかったら宣伝、おすすめ、拡散していただけると、うれしいです。
とっても励みになります！

　

「借金取りといっしょ！の人探し」は、内向的ｂが心を込めて作った作品です…
作品やその一部を無断で、複製・盗作・販売行為などはご遠慮ください。
※このブログでは作者自身が、記事数を増やすために掲載しているだけで、無断転載ではないです！

　

この物語はフィクションです。
作中で登場する人物、団体、名称、事件等は架空のものです。実在のものとは関係ありません。