お疲れ様です。
先輩の「突然の死」画像を結構気に入っている、内向的bです。
素晴らしいフリー画像に感謝です。
確か「死体」とかそのあたりで検索かけたんですが、人間の死体はあんまり出てこなかったんですよね。
そりゃそうか…
という訳で
この記事は、内向的bの創作物「借金取りといっしょ!の人探し」の掲載記事になります。
「………?」
となった方は
目次から「初めましての方、この創作物は…」へジャンプしていただき、
最初にそちらを読まれることを推奨します~
本文 「借金取りといっしょ!の人探し」
良くない想像ばかりが、次から次へと浮かんできてしまった。
しかもそれらは制御するのが難しく、止めようとすればするほど溢れ出してきた。
そうしてついには、目を背けたい過去の出来事までもが浮かび上がってきた。
”あいつ、ついに辞表送ってきたらしいよ”
”あ~、やっとですかー。最後くらいさっさとしてほしいっすよね~”
”ホントそれ。今までこっちにどんだけ迷惑かけたと思ってんだか。
いや、あいつはそういうのも分からないか”
「………っ…」
僕はこのまま、助けを求めてきた先輩に何も、何もできないのだろうか…
誰かが追い込まれていくのを、僕はまた、何もせず見送るのだろうか…?
二年前の、彼と同じように。
そうして僕はまた、自分を責める日々を送ることになるのか………?
「…yさ~ん?…なんか、悩んどる?…ボクの気のせい?」
朝食を食べ終わって食器洗いまで済ませたらしいKが、僕に声をかけてきた。
そうして、なぜか僕の右隣に腰を下ろす。
僕はそこで直近の自分の行動を顧みて…そして失態に気づいた。
(…僕、人がご飯食べてる横で、辛気臭い空気出してた…?
うわ…最悪な奴じゃないか。いくらKだってそんなの気になっただろうし、不快だったよな…)
僕はすぐにKに謝ろうとした。だがそれより先も、Kが口を開く方が早かった。
「yさん……なんか悩んどる事あるなら、ボクにも聞かしてくれへん?
ボク達、バディやろ?全部やのうてもええし、ちょっとでもええし…
yさんの思うてること、聞かしてほしいんよ。」
Kは茶化したりする様子もなく、真っ直ぐに僕の目を見てそう言った。
思いもしない言葉をかけられて、僕は動揺した。
「…あ…、いや、あの、ただ…
今日で先輩が居なくなって多分一週間になるのに、全然手掛かりが出てこないから、
ただ…、落ち込んでただけです…」
「あぁ…そういえば、今日で一週間やったもんなぁ。
せやけど、連絡くださいカードも配って回ったし、先輩の方からそのうち連絡くるかもしれんよ?」
「…そう、ですよね…。自分でもネカフェ回りとかは、すぐに成果が出ないだろうなって分かってはいたんですが…」
そう、Kが言うように気長に待つのが正解なのだ。
僕が変に焦ったって、何かプラスに働くわけでもない。現実も変わらない…
分かってはいる。だがそれでも、身の内をジリジリと焼くような焦燥を抑えられなかった。
Kはそんなどうしようもない状態の僕の右肩を、ポンポンと軽く叩いた。
そして、僕が抱えるジレンマを承知しているかのように呟いた。
「…まあ頭ではわかっとっても、気持ちは勝手に焦ったりするしなぁ…
やのに焦っても、出来ることは限れてるし…厄介やんな、ホンマに。」
その慰めるような手を振り払うことは、僕にはできなかった。
「実際、手掛かりが何も出てきぃひんと、しんどいよな…
こない頑張っとんのが、意味あれへんように思えてくるしな…」
Kは話しながら僕の右肩を撫でさするようにしていたが、おもむろに肩から首周りへと確かめるように触れてきた。
では今回はこの辺で!
続きは次回の掲載記事か、Amazon kindle 借金取りといっしょ!の人探し(上) でどうぞ~
ではまた~
初めましての方、この創作物は…
創作物掲載記事に初めて遭遇してしまった閲覧者様へ、
この作品の概要や、注意点についてご紹介します!
●どんな話?
・写真調の 挿絵いっぱい!ノベルゲーム風小説 です。サクサク読めます。
・考えすぎるライター&怪しい借金取りによる、不気味で 笑えて ほっこりする 人探しミステリーです。
・ジャンルは、ミステリー&ブロマンス です。
もうちょっと詳しく言うと…
・主要登場人物が3人だけ!殺人事件、探偵、警察も出てこない珍妙ミステリーです。
・2人の感情の動き、距離の変化、クソデカ感情をじっくり堪能できます。
・内向的な方におすすめ!「疲れにくく、深く楽しめる」物語になっているはずです。
●注意事項
・この作品はkindleで販売済み&購入者様もいらっしゃるため、結末まで掲載しません。
上巻の5~6割くらいまでの掲載とする予定です。あらかじめご了承ください。
あらすじ
―預かって欲しいものがある。
そんなきな臭い頼みを、恩人の先輩から引き受けたライターのy。
がその直後、先輩は音信不通となった…。
不安に駆られたyは、先輩の住む都心のアパートへと向かう。
そこで底知れない恐怖を感じさせる男、借金取りのKと出会うが…
日常に潜む…”闇”を垣間見る不穏なミステリー
あなたも、少し覗いてみませんか…?
あと、念のため…
この創作物は、内向的bが文も、絵というか画像も、全部一人で作ったものになります。
AIさんの手すら全く借りていない、ペンネーム通り「ぼっち」で作り上げた作品です。
よかったら宣伝、おすすめ、拡散していただけると、うれしいです。
とっても励みになります!
「借金取りといっしょ!の人探し」は、内向的bが心を込めて作った作品です…
作品やその一部を無断で、複製・盗作・販売行為などはご遠慮ください。
※このブログでは作者自身が、記事数を増やすために掲載しているだけで、無断転載ではないです!
この物語はフィクションです。
作中で登場する人物、団体、名称、事件等は架空のものです。実在のものとは関係ありません。
★感想・アウトプット的スペース★ 閲覧者様の思ったこと、聞かせてくれませんか…?