お疲れ様です。
人間同士の肩揉みフリー画像を見つけられなかった、内向的bです。
いつもお世話になっているフリー素材サイト様で結構探したんですが、
マッサージ関連の画像はあったんですが、「これじゃない感」の画像しか見つけられなかったんですよね…
苦肉の策で例の画像で代用してみたのですが、これはこれでよかったなぁ、と開き直っている作者です!
ということで
この記事は、内向的bの創作物「借金取りといっしょ!の人探し」の掲載記事になります。
「………?」
となった方は
目次から「初めましての方、この創作物は…」へジャンプしていただき、
最初にそちらを読まれることを推奨します~
本文 「借金取りといっしょ!の人探し」
「…うーん、yさんは外回りより、そっちの方に力入れた方がええかもなー…」
(…確かに、Kの言う通りかもしれない。)
先輩の居所や<預かって欲しいもの=A>については、未だに霧の中を探しているような状態だ。
それらよりも、手掛かりっぽいものが出てきたモザイクアプローチから攻めた方が脈があるかもしれない。
(そもそも<A>に関しては、危なそうだからあまり関わりたくなかったしな…)
先輩の居所の見当をつけるため、仕方なく正体を探っていたわけで。
僕は一旦、<A>についても棚に上げて置くことにした。まあ、もうすでにお手上げ状態ではあったが。
「そうですね…ちょっと考えておきます…」
「うん、考えてみて。外回りはペース落とせば、ボクだけで回れんこともないし。
遠慮せんでええからな~」
「は、はい、ありがとうございます…」
(そうだ…あの事も今、Kに聞いてしまうか…?)
以前から気になっていた、Kに関する疑問。
僕は今それをはっきりさせてしまおうかと、何とはなしに思った。
ちょうど背を向けているこの状況が、都合が良かったからだろう。
それは、とてもじゃないが面と向かっては聞けそうにない事。
聞きづらい事というか、聞くことに覚悟がいる問いだから。
(今を逃したら、もう聞けないかもしれない…
捜索に集中するためにもここで、確かめておきたい……こわいけど)
そうだ、あれだ。
問い質すというよりは、カマをかける感じで。
逃げ道を残してやって、深く追及はせず、Kの反応が見られればそれでいい。
僕は意を決して、背中越しにKに問いかけた。
「あの…Kさん……
Kさんはもしかして、S先輩が見つからなくても…最初に言ってたほど困らなかったりしますか…?」
肩を揉む手が一瞬、止まった。
「…………、……あー…んー…」
Kはすぐには答えなかった。
いくつか意味のない音を発した後、Kはどこかバツが悪そうに肯定した。
「……うん、ぶっちゃけたこと言うたら…
先輩のは、他の人と比べたら大した損にはならへん…ね。」
「ぇっ…そ、そうなんですか…」
”ボクんとこの会社が先輩を先に見つけてしもうたら、後輩君がもらいたいもの、先輩からもらう暇なくなるかもしれへんよ?”
過去の発言と矛盾する、Kの告白。
(やはりKも、<A>を狙っている…?)
警戒した僕は息をひそめて、後ろの男の出方を伺おうとした。
Kは未だに僕の肩を揉んでいる。
ただ、何か言葉を続けようとしている気配があったので、無言で待ってみることにした。
が、僕は唐突にこの状況の危険性に気づいた。
(…あ、…ちょっと待てよ…。今更だけどこの体勢、危なくないか…?
え、なんで僕、危険かもしれない相手に背を向けたまま、刺激するような質問をしたんだよ…
これ、後ろから首絞めるとかされたら終わりじゃないか…)
後悔先に立たず。
僕は自分の失策に気づき青くなった――
では今回はこの辺で!
続きは次回の掲載記事か、Amazon kindle 借金取りといっしょ!の人探し(上) でどうぞ~
ではまた~
初めましての方、この創作物は…
創作物掲載記事に初めて遭遇してしまった閲覧者様へ、
この作品の概要や、注意点についてご紹介します!
●どんな話?
・写真調の 挿絵いっぱい!ノベルゲーム風小説 です。サクサク読めます。
・考えすぎるライター&怪しい借金取りによる、不気味で 笑えて ほっこりする 人探しミステリーです。
・ジャンルは、ミステリー&ブロマンス です。
もうちょっと詳しく言うと…
・主要登場人物が3人だけ!殺人事件、探偵、警察も出てこない珍妙ミステリーです。
・2人の感情の動き、距離の変化、クソデカ感情をじっくり堪能できます。
・内向的な方におすすめ!「疲れにくく、深く楽しめる」物語になっているはずです。
●注意事項
・この作品はkindleで販売済み&購入者様もいらっしゃるため、結末まで掲載しません。
上巻の5~6割くらいまでの掲載とする予定です。あらかじめご了承ください。
あらすじ
―預かって欲しいものがある。
そんなきな臭い頼みを、恩人の先輩から引き受けたライターのy。
がその直後、先輩は音信不通となった…。
不安に駆られたyは、先輩の住む都心のアパートへと向かう。
そこで底知れない恐怖を感じさせる男、借金取りのKと出会うが…
日常に潜む…”闇”を垣間見る不穏なミステリー
あなたも、少し覗いてみませんか…?
あと、念のため…
この創作物は、内向的bが文も、絵というか画像も、全部一人で作ったものになります。
AIさんの手すら全く借りていない、ペンネーム通り「ぼっち」で作り上げた作品です。
よかったら宣伝、おすすめ、拡散していただけると、うれしいです。
とっても励みになります!
「借金取りといっしょ!の人探し」は、内向的bが心を込めて作った作品です…
作品やその一部を無断で、複製・盗作・販売行為などはご遠慮ください。
※このブログでは作者自身が、記事数を増やすために掲載しているだけで、無断転載ではないです!
この物語はフィクションです。
作中で登場する人物、団体、名称、事件等は架空のものです。実在のものとは関係ありません。
★感想・アウトプット的スペース★ 閲覧者様の思ったこと、聞かせてくれませんか…?