お疲れ様です。
自分の創作話を掲載することによって、記事数を楽に増やそうとしている内向的bです。
というわけでこの記事は、内向的bの創作した話
”現代的で現実的な召喚ファンタジー・ブロマンス”
の掲載記事になります。
「………?」
となった方は
目次から「初めましての方、この創作物は…」へジャンプしていただき、
最初にそちらを読まれることを推奨します~
本文 「召喚術の授業は××な魔物と、」
(…いや…ちょっと待て……)
いつか聞いた先生の解説が、ふっと蘇った。
”魔物は魔界由来の魔力しか持たないので、魔界との差異が大きいこの世界には干渉できないのです”
「………、…、…ッ!!」
サーッと血の気が引いたのが分かった。自分は相当呑気で馬鹿だった。
(僕の魔力は、魔界由来のものじゃない!!)
通常、召喚等によって魔物が得た人間の魔力は、魔物が魔界に戻れば魔界の魔力にすぐ同質化されると言われている。
だが。
(魔力の保管…!!あの保管容器が、どれほどの性能の物かは分からないけど…)
もし僕の魔力を魔界の魔力へと同質化させずに、人間の世界の魔力として保管・貯蔵できるとしたら。
そしてそれが、魔物達にとって”500倍の魔力”だったとしたら。
「…………………」
今までの比でない災禍が、人々に降りかかるのではないか――
「どうした?何を不安に思っている?」
一人勝手に狼狽えて青くなっていく僕を、白緑の魔物は慣れた様子でズイッと覗き込んできた。
流れるように手を握られ、ソファーに座るよう誘導される。
手と隣から伝わってくる、ひんやりとした体温。
静かな労りが感じられるそれらに、僕はつい口はおろか心まで緩ませてしまった。
自分に寄り添うその相手こそが、不安の元凶であるというのに。
「……その保管容器に入れた僕の魔力は、魔界の魔力に同質化しなくなりますか…?」
一つ堰が切られると、問いに擬態した恐れがぽろぽろと口をついて出た。
「…L様は、その保管した分も含めて…僕の魔力をどう使うつもりですか?
人間の世界に行くことにも使いますか…?」
「……………なるほど、そういう懸念か」
魔物はじっくりと僕を見つめた後、合点がいった様子を見せた。
そして、さらりと答えた。
「お前の魔力は主に、希少種の保全や研究に使おうと考えている」
「希少種…?研究…?………え?」
予想だにしなかった単語が突然現れ、僕は混乱した。
僕の反応を見て魔物は「順番に答えてやろう」と言い、例の水晶玉を一つ手に取ってきた。
「まずこの保管容器だが、これは魔力誘導以外の加工は施していない。
よって、これに入れた魔力は通常であれば魔界の魔力へ同質化される…が、」
ああ、よかった…!
そうさっさと安心してしまいたかったが、それにはまだ早そうな気配があった。
僕は固唾をのんで続きを待った。
「同質化させずに保管することも可能だ。すでにお前はそれを体験している。」
「え…?」
”体験している”…?
今回はここまでにします~
ではまた~
初めましての方、この創作物は…
創作物掲載記事に初めて遭遇してしまった閲覧者様へ、
この作品の概要や、注意点についてご紹介します!
・【安全第一なぼっち学生 VS 月下美人系魔物】の召喚契約を巡る攻防を描く話です。
・ジャンルは、現代ファンタジーなブロマンスです。
・挿絵は制作中ですが、今のところ2枚ほどあります。
もうちょっと詳しく言うと…
・転生、チート、俺TUEEE、最強、ざまぁ、追放、不遇…などという要素は皆無!
流行りの異世界ファンタジーとは真逆のところを目指す、
ぼっちが考える「最強にリアル感のある召喚術のあれこれ!!」
を詰め込んだ、現代的で現実的なファンタジーです。
・ファンタジーなのに、主要登場人物が3~4人だけ!
というか7割がた、ぼっち学生と魔物の2人だけで構成されていますww
・2人の感情の動き、距離の変化、クソデカ感情をじっくり堪能できます。
・過去を引きずりがちな方 におすすめです。
過去の過ちを思い悩む主人公を通して、
「それをどうにかマシにするには?」を描くヒーリングストーリー…
だと作者は思っています。
あ、もちろん、
内向的な人が「疲れにくく、深く楽しめる」物語になるように心がけて作っております。
注意事項
・この作品は、結末まで掲載しません。
ぼっち的に「話の肝」部分までAIに学習されると困るので、ブログでの公開は半分くらいまでの予定です。
・人体ではないですが、少しグロテスクな表現があります。
・ちなみに【BL版】をpixivに載せてます。
あらすじ
――方陣内に現れた半透明の蝶
初めての召喚。その青い羽ばたきに、言葉にできない感動を覚えた。
次の瞬間…
平凡な魔術学生だったyは、召喚術の授業でありえない事故を起こしてしまう。
その結果、学校中からサイコ扱いされ…
あと、念のため…
この創作物は、内向的bが文も、絵というか画像も、全部一人で作ったものになります。
AIさんの手すら借りていない、ペンネーム通り「ぼっち」で作り上げた作品です。
よかったらおすすめ、拡散していただけると……ぼっちはうれしいです。
とっても励みになります!
「召喚術の授業は××な魔物と、」は、内向的bが心を込めて作った作品です…
作品やその一部を無断で、複製・盗作・販売行為などはご遠慮ください。
この物語はフィクションです。
作中で登場する人物、団体、名称、事件等は架空のものです。実在のものとは関係ありません。
★感想・アウトプット的スペース★ 閲覧者様の思ったこと、聞かせてくれませんか…?