#123_№11-召喚術の授業は××な魔物と、 …過去を引きずる人に贈る、ヒーリングストーリー…

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創作作品(一般向け)
この記事は約4分で読めます。

 

お疲れ様です。
自分の創作話を掲載することによって、記事数を楽に増やそうとしている内向的bです。

というわけでこの記事は、内向的bの創作した話
”現代的で現実的な召喚ファンタジー・ブロマンス”
の掲載記事になります。
 
「………?」
 

となった方は
目次から「初めましての方、この創作物は…」へジャンプしていただき、
最初にそちらを読まれることを推奨します~

 

本文 「召喚術の授業は××な魔物と、」

そして僕の舌の上に不気味な液体を、ゆっくりと垂らした。

「!?」


これ、風邪シロップみたいな味で飲みやすい…

意外すぎる毒の味に驚く。
すぐに空になった小瓶は、再び魔物の内ポケットへと仕舞われていった。

「私はお前から力任せに魔力を奪うこともできる。
 だがそんなやり方では、お前の生命を脅かしかねない。
 面倒だがこうするしかない。
 魔力の搾取が済んだら、解毒してやろう。」

もう、なるべく苦しまずに終わることを祈るしかなかった。

 

最初は身体がフラフラするような、立ちくらみに似た症状に見舞われた。
それから徐々に、体に力が入らなくなっていった。
そんなぐでんぐでんになった体は、いつの間にか魔物の腕の中に収まっていた。

確かに先程魔物が言った通り、苦痛と言うほどの作用はなかった。
ただ。
 
(あれ…?なんか、眠い…)
不意に眠気が覆いかぶさってきた。
こんな状況でのんきに寝る訳にいかないと、睡魔に抗っていた時だった。

先程開口を催促した毛糸のようなもの達が、緩んだ唇の隙間からするすると侵入してきた。
「ッ!?!」
そして毛糸達は僕から魔力をじんわりと奪い始めたのだった。

最初は口内を未知の異物に弄られるおぞましさに、鳥肌がたった。
だがその不快感はすぐに塗り替えられてしまう。
毛糸が触れた所から生まれる、自分の魔力が流れ出ていく感覚に呑み込まれたからだ。

(ぇ…?なんでこんなに…気持ちいいんだ……?)

一粒の水滴。
それが壮麗な大河に合流できたら、こんな気持ちになるかもしれない。
大きなものに身を委ねられる安心感。
このまま自分がなくなってもいいから、その身の内に加えてほしい…

(これも毒薬の作用なのか…?)
そんな思考も微睡みと心地よさに甘く溶かされていった。

 

 

ふと、遠くで何かが途絶えた感覚があった。
それによって意識が浮上したが、眠すぎて瞼が開けられない。
そのままぼんやりしていると、魔物が解毒剤だと言ってハーブティーに似た味の液体を飲ませてきた。
(カモミールに似てる…?)

少しするとあの立ちくらみに近い感覚は薄れてきた。
まだ体に力が入りにくいが、指くらいなら自由に動かせる。
(あぁよかった…ちゃんと解毒してもらえるんだ……)

そう安堵して気が緩んだ僕は再び、眠りの淵へ落ちていってしまった。

 

 

今回はここまでにします~
ではまた~ 

初めましての方、この創作物は…

創作物掲載記事に初めて遭遇してしまった閲覧者様へ、
この作品の概要や、注意点についてご紹介します!


【安全第一なぼっち学生 VS 月下美人系魔物】の召喚契約を巡る攻防を描く話です。
・ジャンルは、現代ファンタジーなブロマンスです。
・挿絵は制作中ですが、今のところ2枚ほどあります。
 

もうちょっと詳しく言うと…

・転生、チート、俺TUEEE、最強、ざまぁ、追放、不遇…などという要素は皆無!
 流行りの異世界ファンタジーとは真逆のところを目指す、

ぼっちが考える「最強にリアル感のある召喚術のあれこれ!!」
を詰め込んだ、現代的で現実的なファンタジーです。


・ファンタジーなのに、主要登場人物が3~4人だけ!
 というか7割がた、ぼっち学生と魔物の2人だけで構成されていますww
 
・2人の感情の動き、距離の変化、クソデカ感情をじっくり堪能できます。
 
過去を引きずりがちな方 におすすめです。
 過去の過ちを思い悩む主人公を通して、
「それをどうにかマシにするには?」を描くヒーリングストーリー…
だと作者は思っています。


あ、もちろん、
内向的な人が「疲れにくく、深く楽しめる」物語になるように心がけて作っております。

 

注意事項
・この作品は、結末まで掲載しません
 ぼっち的に「話の肝」部分までAIに学習されると困るので、ブログでの公開は半分くらいまでの予定です。

・人体ではないですが、少しグロテスクな表現があります。

・ちなみに【BL版】をpixivに載せてます。

 

あらすじ

――方陣内に現れた半透明の蝶

初めての召喚。その青い羽ばたきに、言葉にできない感動を覚えた。
次の瞬間…

平凡な魔術学生だったyは、召喚術の授業でありえない事故を起こしてしまう。
その結果、学校中からサイコ扱いされ…

1話目はこちら

 

あと、念のため…

この創作物は、内向的bが文も、絵というか画像も、全部一人で作ったものになります。
AIさんの手すら借りていない、ペンネーム通り「ぼっち」で作り上げた作品です。

よかったらおすすめ、拡散していただけると…ぼっちはうれしいです。
とっても励みになります!

 

「召喚術の授業は××な魔物と、」は、内向的bが心を込めて作った作品です…
作品やその一部を無断で、複製・盗作・販売行為などはご遠慮ください。

この物語はフィクションです。
作中で登場する人物、団体、名称、事件等は架空のものです。実在のものとは関係ありません。

★感想・アウトプット的スペース★  閲覧者様の思ったこと、聞かせてくれませんか…?

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