#116_№4-召喚術の授業は××な魔物と、 …後悔を引きずる人に贈る、ヒーリングストーリー…

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創作作品(一般向け)
この記事は約5分で読めます。

 

お疲れ様です。
自分の創作話を掲載することによって、記事数を楽に増やそうとしている内向的bです。

というわけで
この記事は、内向的bの創作した話
”現代的で現実的な召喚ファンタジー・ブロマンス”
の掲載記事になります。
 
「………?」
 

となった方は
目次から「初めましての方、この創作物は…」へジャンプしていただき、
最初にそちらを読まれることを推奨します~

 

本文 「召喚術の授業は××な魔物と、」


「あと1回、1回だけ……やってみてくれませんか?」

2回目の惨劇の後、再び原因究明の調査が行われようとしていた。
その調査には、外部研究者達の前で僕が召喚を行うことも含まれていた。
でも僕はそれを断ろうとした。
(魔物を殺さずに済むなら、もう僕は召喚もできなくていい…)

「…y君は魔物が好きでしょう?
 座学だってあんなに熱心だったじゃないか…

 …先生は凄くもったいないと思うんです。
 こんなにも早く、君の可能性の一つが閉じるなんて……」

召喚術の担当教諭は、学校中からサイコ扱いをされている僕にも優しく語りかけてくれた。
眼鏡をかけた顔立ちや額にかかる髪と同じで、物腰の柔らかい先生。

「それに…
 ごめんね、ここからは先生や学校側の都合も入る話だけど…」

学校は例の現象は原因不明のため、現時点では僕以外の人間でも起こる、または伝播する可能性もあると見ているそうだ。

「y君の時とは逆に、人間側に”あれ”が起こったら……
 そんな事は何としても防がないといけないんです。」
生徒の安全を守るためにも、詳しい原因調査は必須。
それまでは校内の召喚行為は全て、制限されることになったそうだ。

(僕が拒否し続ければ、先生にも学校にも迷惑がかかる…)
召喚術は人間にはない大きな力を使うことができる一方で、危険を伴う術でもある。
もう状況は、個人の問題には収まらなくなったのだ。

「…っ………………」
また魔物を殺したくない。
でも自分一人の都合を押し通し、多くの人に影響を負担を与え続ける訳にだって…いかないだろう。

(仕方ないんだ…これは、どうしようもない事なんだ…
 それに、)

どうしようもない事が降りかかることを、僕は前から知ってたじゃないか。

「……」
魔物が死ぬかもしれないのに、再び召喚することを選んだ自分。
そんな僕を責めるかのように、脳裏に青い蝶や灰緑色のリスの姿が蘇る。
彼らの最後の姿も。

もう彼らは存在しない。
だが僕が一番気にしなければいけなかったのは、自分が殺した彼らではないのか?
「ッッ”………」

そうやって思い出す度、自分が情けなくて消えたくなった。
辛くて苦しくて、全てなかった事にしてしまいたかった。
彼らのことを考えずに済むよう、逃げたかった。

(僕が今できること、すべきことは何だ…?)

原因だろうと言われた「供給魔力が不安定になること」を防ごうと、精神統一や魔力を安定させる訓練に精を出した。
1回目の後から力を入れてきたが、さらに訓練の時間を増やした。

それに召喚魔術を素早く取り消す練習も加えた。
魔物召喚に近い、物を転送する魔術で代用し必死に解消魔術を練習した。
とにかく早く確実に、異変が現れたらすぐに召喚を取り消せるように。

僕はできることに意識を向け、ひたすらそれに没頭した。
魔物を殺した罪悪感やどうしようもない現実から目を背けるように。

それが今までも、自分の心を守る手段だったからだ。

 

今回はここまでにします~
ではまた~ 

初めましての方、この創作物は…

創作物掲載記事に初めて遭遇してしまった閲覧者様へ、
この作品の概要や、注意点についてご紹介します!


【安全第一なぼっち学生 VS 月下美人系魔物】の召喚契約を巡る攻防を描く話です。
・ジャンルは、現代ファンタジーなブロマンスです。
・挿絵は制作中ですが、今のところ2枚ほどあります。
 

もうちょっと詳しく言うと…

・転生、チート、俺TUEEE、最強、ざまぁ、追放、不遇…などという要素は皆無!
 流行りの異世界ファンタジーとは真逆のところを目指す、

ぼっちが考える「最強にリアル感のある召喚術のあれこれ!!」
を詰め込んだ、現代的で現実的なファンタジーです。


・ファンタジーなのに、主要登場人物が3~4人だけ!
 というか7割がた、ぼっち学生と魔物の2人だけで構成されていますww
 
・2人の感情の動き、距離の変化、クソデカ感情をじっくり堪能できます。
 
過去を引きずりがちな方 におすすめです。
 過去の過ちを思い悩む主人公を通して、
「それをどうにかマシにするには?」を描くヒーリングストーリー…
だと作者は思っています。


あ、もちろん、
内向的な人が「疲れにくく、深く楽しめる」物語になるように心がけて作っております。

 

注意事項
・この作品は、結末まで掲載しません
 ぼっち的に「話の肝」部分までAIに学習されると困るので、ブログでの公開は半分くらいまでの予定です。

・人体ではないですが、少しグロテスクな表現があります。

・ちなみに【BL版】をpixivに載せてます。

 

あらすじ

――方陣内に現れた半透明の蝶

初めての召喚。その青い羽ばたきに、言葉にできない感動を覚えた。
次の瞬間…

平凡な魔術学生だったyは、召喚術の授業でありえない事故を起こしてしまう。
その結果、学校中からサイコ扱いされ…

1話目はこちら

 

あと、念のため…

この創作物は、内向的bが文も、絵というか画像も、全部一人で作ったものになります。
AIさんの手すら全く借りていない、ペンネーム通り「ぼっち」で作り上げた作品です。

よかったらおすすめ、拡散していただけると…ぼっちはうれしいです。
とっても励みになります!

 

「召喚術の授業は××な魔物と、」は、内向的bが心を込めて作った作品です…
作品やその一部を無断で、複製・盗作・販売行為などはご遠慮ください。

この物語はフィクションです。
作中で登場する人物、団体、名称、事件等は架空のものです。実在のものとは関係ありません。

★感想・アウトプット的スペース★  閲覧者様の思ったこと、聞かせてくれませんか…?

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