#154_№28-召喚術の授業は××な魔物と、 …過去を引きずる人に贈る、ヒーリングストーリー…

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創作作品(一般向け)
この記事は約4分で読めます。

 

お疲れ様です。
自分の創作話を掲載することによって、記事数を楽に増やそうとしている内向的bです。

というわけでこの記事は、内向的bの創作した話
”現代的で現実的な召喚ファンタジー・ブロマンス”
の掲載記事になります。
 
「………?」
 

となった方は
目次から「初めましての方、この創作物は…」へジャンプしていただき、
最初にそちらを読まれることを推奨します~

 

本文 「召喚術の授業は××な魔物と、」


瞼の向こう側に明るい日差しを感じる。

(あー、よく寝たぁ…。というか寝すぎて頭が重いくらいだな)
植物園での出来事から数日間、ひたすら寝て休息したおかげで体力は回復できた。
首元にあったらしい痣や各所の擦り傷なども、魔物が治療魔術を使って回復を早めたため、見た目はすっかり元に戻っていた。


 
とりあえず顔を洗おうと、僕は寝ぼけまなこのまま洗面所へ向かった。
蛇口をひねり、手で掬いあげた水で顔を洗う。
それでも脳みそはまだ半分寝たままのような状態で、顔拭きタオルを探すのに手こずってしまった。
もそもそしていたせいで、水滴が首筋まで垂れた。
「…、ッ!!」

粘液をまとった細い蔓が、体を這う――

ただ、無害な水が伝っただけの感触。
日常のなんてこともない感覚が、温室で降りかかった出来事をフラッシュバックさせた。
 
「っ”!…ッう”ぅ、あ、ぁああ”ぁ……!!…」

突然噴出した記憶の濁流。
その轟轟とした流れに、足元までも押し崩されていくような錯覚に陥った。
立っていられなくなり、その場にうずくまる。
そんな俯いた視界に辛うじて入ったのは、洗面所の白い床だった。

(、そうだ、ここは違う。もう安全な場所で…)
意識して呼吸を深め、なんとか記憶から離れようと試みた。

「ッ、…ッハ、ッハァ…ッ、ハァッ、」
落ち着け 、怖い、もう大丈夫だ、いやだもういやだ、 ここは あそこじゃない…、ゆるして、あれはもう終わった、こわいたすけて…

「ッぅう、ハッ…あぁ…ッハァ、ッ、ハァッ」
それでも体の震えは止まらない。
僕は恐怖の波に浚われそうな瀬戸際で、情けなくしゃがみこんだまま怯えることしか出来なかった。

ぎゅっ…
「こら、何かあったら私を呼べと言っただろう?」

手を握るひんやりした体温と、森に訪れた風を思わせる声。

突如現れたその存在は記憶の波に風穴を開けたと同時に、意識の脇へ追いやってしまった。
僕は恐怖から解放されたが急転した状況に追いつけず、ぼんやりと白い顔を見上げた。

すると、タオルでごしごし顔を拭かれることとなった。
その咎めるような手付きに、何か怒られたことを思い出す。
そこで魔物の発言を思い返してみたのだが、なぜ怒られたのか見当がつかない。
なので、恐る恐る申し上げてみた。

 

今回はここまでにします~
ではまた~ 

初めましての方、この創作物は…

創作物掲載記事に初めて遭遇してしまった閲覧者様へ、
この作品の概要や、注意点についてご紹介します!


【安全第一なぼっち学生 VS 月下美人系魔物】の召喚契約を巡る攻防を描く話です。
・ジャンルは、現代ファンタジーなブロマンスです。
・挿絵は制作中ですが、今のところ2枚ほどあります。
 

もうちょっと詳しく言うと…

・転生、チート、俺TUEEE、最強、ざまぁ、追放、不遇…などという要素は皆無!
 流行りの異世界ファンタジーとは真逆のところを目指す、

ぼっちが考える「最強にリアル感のある召喚術のあれこれ!!」
を詰め込んだ、現代的で現実的なファンタジーです。


・ファンタジーなのに、主要登場人物が3~4人だけ!
 というか7割がた、ぼっち学生と魔物の2人だけで構成されていますww
 
・2人の感情の動き、距離の変化、クソデカ感情をじっくり堪能できます。
 
過去を引きずりがちな方 におすすめです。
 過去の過ちを思い悩む主人公を通して、
「それをどうにかマシにするには?」を描くヒーリングストーリー…
だと作者は思っています。


あ、もちろん、
内向的な人が「疲れにくく、深く楽しめる」物語になるように心がけて作っております。

 

注意事項
・この作品は、結末まで掲載しません
 ぼっち的に「話の肝」部分までAIに学習されると困るので、ブログでの公開は半分くらいまでの予定です。

・人体ではないですが、少しグロテスクな表現があります。

・ちなみに【BL版】をpixivに載せてます。

 

あらすじ

――方陣内に現れた半透明の蝶

初めての召喚。その青い羽ばたきに、言葉にできない感動を覚えた。
次の瞬間…

平凡な魔術学生だったyは、召喚術の授業でありえない事故を起こしてしまう。
その結果、学校中からサイコ扱いされ…

1話目はこちら

 

あと、念のため…

この創作物は、内向的bが文も、絵というか画像も、全部一人で作ったものになります。
AIさんの手すら借りていない、ペンネーム通り「ぼっち」で作り上げた作品です。

よかったらおすすめ、拡散していただけると…ぼっちはうれしいです。
とっても励みになります!

 

「召喚術の授業は××な魔物と、」は、内向的bが心を込めて作った作品です…
作品やその一部を無断で、複製・盗作・販売行為などはご遠慮ください。

この物語はフィクションです。
作中で登場する人物、団体、名称、事件等は架空のものです。実在のものとは関係ありません。

★感想・アウトプット的スペース★  閲覧者様の思ったこと、聞かせてくれませんか…?

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