お疲れ様です。
自分の創作話を掲載することによって、記事数を楽に増やそうとしている内向的bです。
というわけでこの記事は、内向的bの創作した話
”現代的で現実的な召喚ファンタジー・ブロマンス”
の掲載記事になります。
「………?」
となった方は
目次から「初めましての方、この創作物は…」へジャンプしていただき、
最初にそちらを読まれることを推奨します~
本文 「召喚術の授業は××な魔物と、」
(ん?魔力が流れてく…?あれ?)
魔力の移動を感じた直後、水晶玉の感触が指先から消えてしまった。
目を瞑ったまま戸惑っていると、耳に触れられ「もういいぞ」と心地良い低音が聞こえてきた。
それに目を開くと、先程までそこにあったはずの水晶玉は魔物の手の上で粉々になっていた。
「え…?割れたんですか?」
「ああ。これでもダメだった…」
彼は少しがっかりしたように、破片を手から側のバケツの中に落とした。
その手には傷一つない。
割れた際に破片は飛ばなかったのだろうかと思ったが、玉に触れていた人差し指にも痛みはなかった。
どうやら魔術を使っていたらしく、破片は全て白い手の内に抑え込まれたらしい。
床にも飛び散った形跡はなかった。
「いきなり済まなかったな。どうしても事前情報無しでの反応を確認したかったのだ…」
聴覚まで遮断したのは破裂する可能性があったため、僕を驚かせないための配慮だったらしい。
(むしろ、いきなり耳を聞こえなくされる方が驚くんだけど…)
と思いながらも、一応お礼を言っておいた。
確かに自分は人よりビビりかもしれないので。
(それにしても、事前情報無しで試したかったのはなぜだったんだろう…?)
一体何の実験だったのか、魔物に尋ねた。
「ああ、これはお前から魔力を採取するために作っている器具だ。
何も意識せずとも、魔力がこの器具内に誘導されるように加工している。」
触れると少量の魔力が自然に流れ、容量がいっぱいになったら自動的に採取が停止される、はずだったらしい。
実は温室での出来事の後、1日おきに行われていた魔力搾取はなぁなぁになっていた。
原因は僕の精神状態が不安定だったため、例の毒薬を飲ませることを魔物が憂慮したからだ。
そのため、魔力搾取はしばらく話題にさえ上げられなかった。
むしろ僕が、後でまとめてハードな回収が行われたら大変だと思って聞いたら、
「バカなこと言ってないで回復に専念しろ!」
と怒られたくらいだ。
まあ、僕自身もあの薬を何事もなく飲める自信はなかったので、助かっている。
「吸引力を最小限に抑えて作ったんだが…。やはり手動で調整しながらでなければ、難しいようだな…」
「手動?」
「ああ」
頷いた魔物は曇った水晶玉を掴み上げた。
「これには以前お前から搾取した魔力が入っている。
搾取と同時に、私が量を調整しながら容器に入れていたものの一つだ。」
「え、そんなことしてたんですね…。全然気づきませんでした。」
「私には”見えない手”のようなものがあるからな。気づかないのも当然だ。」
フフンと少し誇らしげに言った魔物は、偉そうというよりなんだか可愛げがあった。
(あれ?でもなんで僕の魔力を、わざわざ容器に入れておくんだろう?)
力を得るためにだったら、容器になんて移さずにそのまま自分の身へ取り込んでしまえばいいと思う。
やはり多すぎると副作用があるからか?
それとも1日置きの搾取だったから、その休息日用とか後で取り込むため?
ああ、貯蔵用にという手もあるか。有事の際の兵糧兼強化薬のような感じで使うとか。
まあ、自称L様が魔界で無双するために使うくらいなら、目を瞑っても大丈…
(…いや…ちょっと待て……)
今回はここまでにします~
ではまた~
初めましての方、この創作物は…
創作物掲載記事に初めて遭遇してしまった閲覧者様へ、
この作品の概要や、注意点についてご紹介します!
・【安全第一なぼっち学生 VS 月下美人系魔物】の召喚契約を巡る攻防を描く話です。
・ジャンルは、現代ファンタジーなブロマンスです。
・挿絵は制作中ですが、今のところ2枚ほどあります。
もうちょっと詳しく言うと…
・転生、チート、俺TUEEE、最強、ざまぁ、追放、不遇…などという要素は皆無!
流行りの異世界ファンタジーとは真逆のところを目指す、
ぼっちが考える「最強にリアル感のある召喚術のあれこれ!!」
を詰め込んだ、現代的で現実的なファンタジーです。
・ファンタジーなのに、主要登場人物が3~4人だけ!
というか7割がた、ぼっち学生と魔物の2人だけで構成されていますww
・2人の感情の動き、距離の変化、クソデカ感情をじっくり堪能できます。
・過去を引きずりがちな方 におすすめです。
過去の過ちを思い悩む主人公を通して、
「それをどうにかマシにするには?」を描くヒーリングストーリー…
だと作者は思っています。
あ、もちろん、
内向的な人が「疲れにくく、深く楽しめる」物語になるように心がけて作っております。
注意事項
・この作品は、結末まで掲載しません。
ぼっち的に「話の肝」部分までAIに学習されると困るので、ブログでの公開は半分くらいまでの予定です。
・人体ではないですが、少しグロテスクな表現があります。
・ちなみに【BL版】をpixivに載せてます。
あらすじ
――方陣内に現れた半透明の蝶
初めての召喚。その青い羽ばたきに、言葉にできない感動を覚えた。
次の瞬間…
平凡な魔術学生だったyは、召喚術の授業でありえない事故を起こしてしまう。
その結果、学校中からサイコ扱いされ…
あと、念のため…
この創作物は、内向的bが文も、絵というか画像も、全部一人で作ったものになります。
AIさんの手すら借りていない、ペンネーム通り「ぼっち」で作り上げた作品です。
よかったらおすすめ、拡散していただけると……ぼっちはうれしいです。
とっても励みになります!
「召喚術の授業は××な魔物と、」は、内向的bが心を込めて作った作品です…
作品やその一部を無断で、複製・盗作・販売行為などはご遠慮ください。
この物語はフィクションです。
作中で登場する人物、団体、名称、事件等は架空のものです。実在のものとは関係ありません。
★感想・アウトプット的スペース★ 閲覧者様の思ったこと、聞かせてくれませんか…?