お疲れ様です。
目を背けたい過去の出来事がよく浮かんできてしまう、内向的bです。
あれを止めるのって難しいのですが、閲覧者様はうまく対処できますか?
内向的bは「メンタルリセットーーーーーーーッ!!」と内心で叫んで
なんとか断ち切るようにしています…orz
この記事は、内向的bの創作物「借金取りといっしょ!の人探し」の掲載記事になります。
「………?」
となった方は
目次から「初めましての方、この創作物は…」へジャンプしていただき、
最初にそちらを読まれることを推奨します~
本文 「借金取りといっしょ!の人探し」
「てかyさん、めっちゃ肩凝っとるやん!
よし…ここはボクが、気合い入れて揉みほぐしたるからな!!」
「っえ?い、いや、いいですよ…」
僕の遠慮などどこ吹く風なKは、僕の背後に陣取って肩に手をおいてきた。
「ええからええから…はぁい、お客さ~ん、だいぶ凝っとりますね~」
(なんなんだ、これ…)
焦りとネガティブが重くのしかかっていた僕は、抵抗するのも億劫で、大人しく肩揉みを享受する事にした。
肩を揉まれるくらい、別に嫌でもなかったし。
(それに…普通に気持ちいいかもしれない…)
Kの自分より大きな手に、肩を包み込まれるようにして揉まれる。
そのうち、Tシャツ越しに手の温度も伝わってくるようになった。
冷房が効いた室内ではその温かさは心地よく、どこかホッとするような感じがした。
知らずにこわばっていた肩回りも、自然と力が抜けていく。
様子を見ながら、じんわりと込められる力の加減も程よいものだった。
「yさん、頑張っとるもんな~。
せやけどなー、そんな根つめなくてもええんやでー」
ゆったりとしたKの声と温かい手に、肩だけでなく気持ちも解れてきた気がした。
そんな僕の変化を感じ取ったのか、Kが捜索の話を振ってきた。
「あ、そういえば、SNSとかの捜索はどうなん?」
「……直接の手掛かりは、まだないです…」
昨日までのモザイクアプローチで発見した、違和感を覚える現象については言うべきか少し迷った。
だが今は情報の取捨選択をする余裕がないので、何も言わないことにした。
「お、その言い方やと、なんか気になる事は見つけた感じ?」
「そう…ですね…。でも、なんというか…どう解釈していいか分からなくて…」
Kに詳しい事を尋ねられたら困るため、どうにも歯切れ悪い回答をするしかなかった。
これ以上詳しく突っ込まれたらどうしようかと心配したが、それは杞憂になった。
「いやすごいやん!初の手掛かりになるんちゃう!!?」
「で、でも、先輩の行方に関係があるかどうかもまだ分からなくて…
もう少し調べてみないと、捜索にも生かせそうにないですし…」
「大丈夫やって。yさんなら、きっと手掛かりに辿り着ける。
地道に調査できるし、効率的やし、調べるのも、調べた事使うのも上手いやん!
それにこ~んな肩カチコチにさせてまで調べとるんやから!ボクが保証するで!!」
Kはただ、真っすぐな励ましの言葉を僕にくれただけだった。
「…………っ…」
今はそれを、素直に受け取ろうと思う。
僕はKに受領の意を伝えるため、背を向けたまま一つ頷いた。
僕の頷きに対してKは、僕の肩をまたポンポンと叩いたのだった。
それから僕の肩こり具合を確かめ「ん~でも、なかなか柔らかくならんなぁ~」とこぼしたKは、再び肩揉みに集中し始めた。
肩、首の付け根、そこから少しずつ下がって、肩甲骨あたりまで。
時折「ココも結構固い」などと部位レビューをしていたKだったが、ふと
「…うーん、yさんは外回りより、そっちの方に力入れた方がええかもなー…」
と呟いた。
では今回はこの辺で!
続きは次回の掲載記事か、Amazon kindle 借金取りといっしょ!の人探し(上) でどうぞ~
ではまた~
初めましての方、この創作物は…
創作物掲載記事に初めて遭遇してしまった閲覧者様へ、
この作品の概要や、注意点についてご紹介します!
●どんな話?
・写真調の 挿絵いっぱい!ノベルゲーム風小説 です。サクサク読めます。
・考えすぎるライター&怪しい借金取りによる、不気味で 笑えて ほっこりする 人探しミステリーです。
・ジャンルは、ミステリー&ブロマンス です。
もうちょっと詳しく言うと…
・主要登場人物が3人だけ!殺人事件、探偵、警察も出てこない珍妙ミステリーです。
・2人の感情の動き、距離の変化、クソデカ感情をじっくり堪能できます。
・内向的な方におすすめ!「疲れにくく、深く楽しめる」物語になっているはずです。
●注意事項
・この作品はkindleで販売済み&購入者様もいらっしゃるため、結末まで掲載しません。
上巻の5~6割くらいまでの掲載とする予定です。あらかじめご了承ください。
あらすじ
―預かって欲しいものがある。
そんなきな臭い頼みを、恩人の先輩から引き受けたライターのy。
がその直後、先輩は音信不通となった…。
不安に駆られたyは、先輩の住む都心のアパートへと向かう。
そこで底知れない恐怖を感じさせる男、借金取りのKと出会うが…
日常に潜む…”闇”を垣間見る不穏なミステリー
あなたも、少し覗いてみませんか…?
あと、念のため…
この創作物は、内向的bが文も、絵というか画像も、全部一人で作ったものになります。
AIさんの手すら全く借りていない、ペンネーム通り「ぼっち」で作り上げた作品です。
よかったら宣伝、おすすめ、拡散していただけると、うれしいです。
とっても励みになります!
「借金取りといっしょ!の人探し」は、内向的bが心を込めて作った作品です…
作品やその一部を無断で、複製・盗作・販売行為などはご遠慮ください。
※このブログでは作者自身が、記事数を増やすために掲載しているだけで、無断転載ではないです!
この物語はフィクションです。
作中で登場する人物、団体、名称、事件等は架空のものです。実在のものとは関係ありません。
★感想・アウトプット的スペース★ 閲覧者様の思ったこと、聞かせてくれませんか…?