お疲れ様です。
動画鑑賞イメージ画像を無駄に吟味し、執拗に加工にこだわってしまった内向的bです。
加工にこだわったのはアレですよぉ…
元画像のモデルさんの顔が分からないようにするであって、他意は無いんですよぉぉ…
この記事は、内向的bの創作物「借金取りといっしょ!の人探し」の掲載記事になります。
「これはどういう状況だ」
となった方は
目次から「初めましての方、この創作物は…」へジャンプしていただき、
最初にそちらを読まれることを推奨します~
本文 「借金取りといっしょ!の人探し」
探偵による人探しの相場は、一週間で60万円近くになるらしく、予算上無理だった。
あとは警察だが…
(うーん、<預かって欲しいもの>は人に見られちゃマズいらしいしなあ…)
そもそも警察に捜索願を出せるのは、家族等の条件を満たした人に限定されている。
さらに命に危険が迫っているような「特異行方不明者」と判定されない限り、警察は本格的な捜査はしてくれないようだった。
…総合的に勘案し、警察に頼るのは最終手段ってところだろう。
Kだって立場的に渋りそうだし、突っ込まれはしないはずだ。
明らかな事件性などが出てきた場合は、再度検討することとし、いったん捜索手段から外すことにした。
警察をあてにできない場合の、自力で「行方不明者を探す方法」を掲載しているサイトもあった。
身内・友人・知人へ連絡、行方不明者が足を運びそうな場所を探す、アプリで探す、ネットやSNSを利用するなど。
しかもそれらの方法がかなり具体的に書かれていた。これはすごくありがたい情報だった。
探す方法をリストアップし、2人でできる方法、短期間で効果がありそうなものを吟味していく。
同時にスケジューリングや、捜索範囲の設定もしていった。
その結果、大まかだが以下のような計画で、調査を行っていくことにした。
①アパート、近所、先輩の周辺・関係先で手がかりになるような情報がないか捜索をする
②ネットやSNSを活用しての机上調査をする
③出てきた情報を分析し、失踪理由、行動、居場所を考察する
④先輩が足を運びそうな場所の現地調査をする
捜索範囲は主に現地調査用としてひとまず、アパートから20km圏内を主とした東京都23区とそれに隣接する地域まで、と設定した。
ここは実際に調査を進めてみないと、何とも言えない部分でもあった。
しかし現実的に、2週間でそれ以上広範囲を探すのは無理だと思った。
そして、その可能性もあまり考えたくなかった。
9月6日金曜日、午後。
昨夜、連絡先交換後に僕たちが真っ先に話し合ったのは、「対価」つまり手料理の提供についてだった。
「メニューはyさんにお任せするわ。その方がやりやすいやろ?
あ、食費もボクが出すから、変にケチらんでええよ。」
自分の手に負えない品や、面倒な品を作らされる恐れはないようだ。
ただメニューを決めないといけないのも、それはそれで厄介ではあるが。
(自分以外も食べるなら、全く普段の通りとはできないよな…
あ、そうだ。あれも確認しておかないと…)
「あの、メニューお任せなら…その、名もなき創作料理とかも、作ってもいいのでしょうか…?」
僕の料理は自分が美味しく食べるためのものだ。
そして一人暮らしの僕は、その日の気分によって食材や味付けを変えるのが常だった。
だがそういう枠に嵌らない料理は、実家では「え、何これ…」と敬遠された。
(苦手そうならテンプレ通りの料理になるよう、心掛けないとな…)
「えっ!むしろ楽しみなやけど!」
そんな懸念に反して、Kは意外な好反応を見せた。
(ぉお、この人…なかなかの強者なのかもしれない…)
だが他人への過信も禁物だ。
後で思ってたのと違うといったクレームが来ないように、ここでしっかり認識のすり合わせをしておきたい。
お店のようなきれいな料理にはできないこと。
品数も汁物含んでの2品、頑張っても3品まで、など。
…ちょっと内容が 卑小ひしょうでくどい、かもしれなかったけども。
「ふんふん…分かった。それでええよ。
でもボクyさんより量食べると思うから、少し多めに作って欲しいわ。」
「分かりました。あ、あと、失敗して微妙な料理が出来上がる可能性もあります、よ…」
自分は派手な失敗はあまりしないし、失敗自体も少ない方だとは思う。
だが念のため、それでもいいのか?とファイナルアンサー的な感じで尋ねた。
「ええよ。そういうのも含めての家庭料理やと思うし。
あとボク、理想はあるけど、味にやかましい方やないと思うから。
多少まずくなっても文句言わんで食わしてもらうつもりやで。
あ、つい、からかいはするかもしれへんけど。癖みたいなもんやから許したってや」
こうして僕とKの「対価」の取り決めは決着したのだった。
そして、その取り決め後の最初の対価となったのは速攻朝食だったわけだが、Kは言っていた通り忘れられていたこと以外は文句を言わなかった。
でも文句を言われないからと言って、今朝のような間に合わせの料理を常とする気は僕にはない。
昼食からは対価と言えるくらいの、それなりの料理を出さなければ…と思っていた。
では今回はこの辺で!
続きは次回の掲載記事か、Amazon kindle 借金取りといっしょ!の人探し(上) でどうぞ~
ではまた~
初めましての方、この創作物は…
創作物掲載記事に初めて遭遇してしまった閲覧者様へ、
この作品の概要や、注意点についてご紹介します!
●どんな話?
・写真調の 挿絵いっぱい!ノベルゲーム風小説 です。サクサク読めます。
・考えすぎるライター&怪しい借金取りによる、不気味で 笑えて ほっこりする 人探しミステリーです。
・ジャンルは、ミステリー&ブロマンス です。
もうちょっと詳しく言うと…
・主要登場人物が3人だけ!殺人事件、探偵、警察も出てこない珍妙ミステリーです。
・2人の感情の動き、距離の変化、クソデカ感情をじっくり堪能できます。
・内向的な方におすすめ!「疲れにくく、深く楽しめる」物語になっているはずです。
●注意事項
・この作品はkindleで販売済み&購入者様もいらっしゃるため、結末まで掲載しません。
上巻の5~6割くらいまでの掲載とする予定です。あらかじめご了承ください。
あらすじ
―預かって欲しいものがある。
そんなきな臭い頼みを、恩人の先輩から引き受けたライターのy。
がその直後、先輩は音信不通となった…。
不安に駆られたyは、先輩の住む都心のアパートへと向かう。
そこで底知れない恐怖を感じさせる男、借金取りのKと出会うが…
日常に潜む…”闇”を垣間見る不穏なミステリー
あなたも、少し覗いてみませんか…?
あと、念のため…
この創作物は、内向的bが文も、絵というか画像も、全部一人で作ったものになります。
AIさんの手すら全く借りていない、ペンネーム通り「ぼっち」で作り上げた作品です。
よかったら宣伝、おすすめ、拡散していただけると、うれしいです。
とっても励みになります!
「借金取りといっしょ!の人探し」は、内向的bが心を込めて作った作品です…
作品やその一部を無断で、複製・盗作・販売行為などはご遠慮ください。
※このブログでは作者自身が、記事数を増やすために掲載しているだけで、無断転載ではないです!
この物語はフィクションです。
作中で登場する人物、団体、名称、事件等は架空のものです。実在のものとは関係ありません。
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