お疲れ様です。
すでに書き上がっていて、文章量も多い創作物を載っければ、記事数を楽に増やせるんじゃないか…?と考えた内向的bです。
この記事は、内向的bの創作物「借金取りといっしょ!の人探し」の掲載記事になります。
「…何……だと………?」
となった方は
本文を飛ばして先に「初めましての方、この創作物は…」を
読まれることを推奨します~
本文 「借金取りといっしょ!の人探し」
「なあ、後輩君。君、そこそこ遠いとこから来たんやろ?
わざわざ来たってことは、<受け取りたいもの>ちゅーものも大事なもんとか、急ぎのものでないん?」
質問と共にこちらを伺い見てきた男は、相変わらず表面上はにこやかだった。
だが、どことなく尋問じみた空気を感じた。
「…それは…、…」
「あっさり諦めてしまって大丈夫なん?」
まだ諦めてもないが、よく知りもしない男にそれを教える筋合いはない。
まずは相手の出方を伺うことにした。
「それに後輩君はここまで電車とかで来たんやろ?
もし君も先輩探すなら、足がないと大変やろなー?
電車とか歩きだけじゃ、探すの大変やと思わん?
ボク、車出せるよ?」
足については男の言う通りだろう。
交通網が発達している都内とは言え、車があった方が断然探す効率は上がるはずだ。
「あとボクは仕事関係の伝手も色々あってなー。
そういうとこから、目撃情報とかもらうことも出来るで。
あ、経費で落とせる範囲なら、探す時の諸々の費用もボク持ちていうか、ボクんとこの会社持ちにしたってもええよ?」
追撃の手を緩めない男は、畳みかけるように怒涛の餌…便宜を並べ立てた。
それに圧倒されつつも、僕はなんとか気になっていた事を尋ね返した。
「………えっと、あなたの会社?の方では、S 先輩を探さないんですか?」
「ああ、もちろん探すわな。でも、ええねん?」
「?」
「ボクんとこの会社が先輩を先に見つけてしもうたら、君が貰いたい物、先輩から貰う暇のうなるかもよ?」
え、先輩そんなにたくさん借りてるの…?
多重債務者なのか…?
思いがけず、例の記事の取材先が見つかった。
だが今はそんな場合ではないと切り替える。
(僕の方は、家探しで解決するかもしれないし…)
それに、最初の疑問は依然として解消していなかった。
「あの、協力してもらえるのは有難いんですが、あなたのメリットが少なく思えて…
…し、失礼かとは思いますが…、何か、後で、…その…対価を求められたり、されるんでしょうか?」
”タダより高いものはない”という言葉がある。
後先考えず目の前の餌に飛びついた先…そこで何が待っているのか。
それを見極められないうちに決断するなど、小心者には怖くてできなかった。
相手の気分を害するかもしれない問い。
だがここは牽制の意味も込めて、はっきりさせておかないといけない。
(恐いし、嫌だけど、殴られるとしても聞かないと…)
自分が下手を打った後に、助けてくれる存在などいないのだから。
ぶたれる覚悟をもって戦々恐々と尋ねた僕の懸念に反し、男は機嫌を損ねた様子もなかった。
ただニヤリと笑って、鋭い犬歯をのぞかせた。
そして男は、ゆっくりと話し出した。
「対価はなー、
Sさんを探す間、
ボクにな~…」
焦らすように言葉を紡いでいく男は、核心に触れる直前、意味深に言葉を切った。
(なんだ?何を要求される?金か、情報か、取引か、それともサンドバッグとか…?)
では今回はこの辺で!
今回は画像が多いので、閲覧者様のページ読み込みが重くなっていないか、ちょっと心配です…
(多重債務者系画像を1枚、削らせていただきましたが…)
でも、どうしてもここで区切りたかったのです…orz
続きは次回の掲載記事か、Amazon kindle 借金取りといっしょ!の人探し(上) でどうぞ~
ではまた~
初めましての方、この創作物は…
創作物掲載記事に初めて遭遇してしまった閲覧者様へ、
この作品の概要や、注意点についてご紹介します!
●どんな話?
・写真調の 挿絵いっぱい!ノベルゲーム風小説 です。サクサク読めます。
・考えすぎるライター&怪しい借金取りによる、不気味で 笑えて ほっこりする 人探しミステリーです。
・ジャンルは、ミステリー&ブロマンス です。
もうちょっと詳しく言うと…
・主要登場人物が3人だけ!殺人事件、探偵、警察も出てこない珍妙ミステリーです。
・2人の感情の動き、距離の変化、クソデカ感情をじっくり堪能できます。
・内向的な方におすすめ!「疲れにくく、深く楽しめる」物語になっているはずです。
●注意事項
・この作品はkindleで販売済み&購入者様もいらっしゃるため、結末まで掲載しません。
上巻の5~6割くらいまでの掲載とする予定です。あらかじめご了承ください。
あらすじ
―預かって欲しいものがある。
そんなきな臭い頼みを、恩人の先輩から引き受けたライターのy。
がその直後、先輩は音信不通となった…。
不安に駆られたyは、先輩の住む都心のアパートへと向かう。
そこで底知れない恐怖を感じさせる男、借金取りのKと出会うが…
日常に潜む…”闇”を垣間見る不穏なミステリー
あなたも、少し覗いてみませんか…?
あと、念のため…
この創作物は、内向的bが文も、絵というか画像も、全部一人で作ったものになります。
AIさんの手すら全く借りていない、ペンネーム通り「ぼっち」で作り上げた作品です。
よかったら宣伝、おすすめ、拡散していただけると、うれしいです。
とっても励みになります!
「借金取りといっしょ!の人探し」は、内向的bが心を込めて作った作品です…
作品やその一部を無断で、複製・盗作・販売行為などはご遠慮ください。
※このブログでは作者自身が、記事数を増やすために掲載しているだけで、無断転載ではないです!
この物語はフィクションです。
作中で登場する人物、団体、名称、事件等は架空のものです。実在のものとは関係ありません。
★感想・アウトプット的スペース★ 閲覧者様の思ったこと、聞かせてくれませんか…?