お疲れ様です。
自分の創作話を掲載することによって、記事数を楽に増やそうとしている内向的bです。
というわけでこの記事は、内向的bの創作した話
”現代的で現実的な召喚ファンタジー・ブロマンス”
の掲載記事になります。
「………?」
となった方は
目次から「初めましての方、この創作物は…」へジャンプしていただき、
最初にそちらを読まれることを推奨します~
本文 「召喚術の授業は××な魔物と、」
「今日は寝付きが悪いようだな…」
そう言いながら親指で僕の目元をなぞった魔物は、白緑色の眉をひそめた。
その白い指は、ガラス細工にでも触れるような手つきだった。
魔力搾取は就寝前、自室として宛がわれた部屋のベットで行われている。
だから夜、不意に部屋にやってきた魔物に対し僕はまず警戒した。
今日は搾取なしの日のはずだったからだ。
(急に必要になったか、方針転換したとか!?)
そしてそんな警戒対象はいきなり、ベットに横になっていた僕の隣に横たわった。
「っ!??」
何をするのかと身構えたが、魔物は僕の警戒など気にせず、白い手で僕の胸のあたりを優しくトントンしてきた。
「っぇ…?」
「?どうした?叩き加減が強かったか?それとも頭の方がいいか?」
「い、いえ…」
(こ…!これは、もしやあれか?僕は今、寝かしつけられているのか…!?)
思わずまじまじと、隣にいる魔物の顔を見上げてしまった。
「…フッ、なんだその顔は。
ほら、今はそう思い悩まずに眠れ。人間は睡眠が重要なのだろう?」
(ッ!?!、わ、笑った…)
それは、子供達を見守る聖母のような微笑みだった。
その衝撃的な笑みに僕の目は見開かれ、驚いた心臓もドギマギと忙しなく動く。
この白緑の魔物は、姿は人とよく似ているが人間ほど表情は浮かべない。
無表情というよりは、表情が薄い感じだった。
人間ほどコミュニケーションを重視しない生き物だから、表情筋自体が人間ほど発達していないのかと思っていたが…
(こんな柔らかい顔もできるんだ…)
その面差しは演技にはとても見えなかった。
そもそも弱肉強食の世界に生きる魔物が、こんな表情をできるなんて思いもしなかった。
(どうして……?)
目の前の魔物は、弱い魔物達を踏み潰すのは仕方のないことだと語った。
人間だってそれと同程度の存在だろうに、なぜ僕にこんな顔を向けられる…?
(…幻術の類だとした方が、よっぽど納得できるのに)
でも、そうだったら少し。
……悲しい。
心の奥底で呟かれた声は聞かなかったことにして、僕は眠りへと身を委ねた。
目覚めた先こそ、悪夢だった。
今回はここまでにします~
ではまた~
初めましての方、この創作物は…
創作物掲載記事に初めて遭遇してしまった閲覧者様へ、
この作品の概要や、注意点についてご紹介します!
・【安全第一なぼっち学生 VS 月下美人系魔物】の召喚契約を巡る攻防を描く話です。
・ジャンルは、現代ファンタジーなブロマンスです。
・挿絵は制作中ですが、今のところ2枚ほどあります。
もうちょっと詳しく言うと…
・転生、チート、俺TUEEE、最強、ざまぁ、追放、不遇…などという要素は皆無!
流行りの異世界ファンタジーとは真逆のところを目指す、
ぼっちが考える「最強にリアル感のある召喚術のあれこれ!!」
を詰め込んだ、現代的で現実的なファンタジーです。
・ファンタジーなのに、主要登場人物が3~4人だけ!
というか7割がた、ぼっち学生と魔物の2人だけで構成されていますww
・2人の感情の動き、距離の変化、クソデカ感情をじっくり堪能できます。
・過去を引きずりがちな方 におすすめです。
過去の過ちを思い悩む主人公を通して、
「それをどうにかマシにするには?」を描くヒーリングストーリー…
だと作者は思っています。
あ、もちろん、
内向的な人が「疲れにくく、深く楽しめる」物語になるように心がけて作っております。
注意事項
・この作品は、結末まで掲載しません。
ぼっち的に「話の肝」部分までAIに学習されると困るので、ブログでの公開は半分くらいまでの予定です。
・人体ではないですが、少しグロテスクな表現があります。
・ちなみに【BL版】をpixivに載せてます。
あらすじ
――方陣内に現れた半透明の蝶
初めての召喚。その青い羽ばたきに、言葉にできない感動を覚えた。
次の瞬間…
平凡な魔術学生だったyは、召喚術の授業でありえない事故を起こしてしまう。
その結果、学校中からサイコ扱いされ…
あと、念のため…
この創作物は、内向的bが文も、絵というか画像も、全部一人で作ったものになります。
AIさんの手すら借りていない、ペンネーム通り「ぼっち」で作り上げた作品です。
よかったらおすすめ、拡散していただけると……ぼっちはうれしいです。
とっても励みになります!
「召喚術の授業は××な魔物と、」は、内向的bが心を込めて作った作品です…
作品やその一部を無断で、複製・盗作・販売行為などはご遠慮ください。
この物語はフィクションです。
作中で登場する人物、団体、名称、事件等は架空のものです。実在のものとは関係ありません。
★感想・アウトプット的スペース★ 閲覧者様の思ったこと、聞かせてくれませんか…?