#147_オリーブオイル値上げ! あなたはどう対応しますか…?

※アフィリエイト広告を利用しています。

常軌を逸した節約
この記事は約5分で読めます。

 
お疲れ様です。
オリーブオイルってどんな特徴を持っている油なのか、良い所も悪い点も確認してみた内向的bです。
 
庶民には、品質の良いオリーブオイルかどうか見定める事なんて
なんか無理ゲーっぽいぞという感じでしたね…

今回はいよいよ、「内向的bのオリーブオイルの代用品」とオリーブオイルを詳しく比較していきたいと思います!

 

油は2つに分類できるそうです…が

食用油について調べているとよく見かけるのが、
「油というか脂質は、飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸の2つに分類することができるよ」
という記載です。

脂質を構成する「脂肪酸」は、飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸の大きく2つに分かれます。飽和脂肪酸は肉類やバター、パーム油、ココナッツオイルなどに多く含まれ、常温で固体なのが特徴です。もうひとつは植物油や魚の油に多く含まれる不飽和脂肪酸で、こちらは常温で液体なのが特徴。

出典:築野食品工業株式会社『体によい油の選び方とは?

その分類でいくと
オリーブオイルは常温で液体なので、不飽和脂肪酸となります。
内向的bがオリーブオイルの代用品としたラードは、飽和脂肪酸になりますね。

おいおい、どこが代用品だよ…
脂質の種類が全然違うじゃねえかよ…!


と思われそうですが、その結論を出すにはまだ早いんです。
次はこの「脂肪酸」って奴を、もっと掘り下げていきたいと思います…

 

オリーブオイルの脂肪酸について知りたいぞ…

では早速、下の図を見てみて下さい。
これは「脂肪酸」を飽和脂肪酸とか不飽和脂肪酸からさらに詳しく分類した図です。
このサイト様の図が、ざっと見た中では一番わかりやすかったです。

出典:日本オリーブ株式会社 Nippon Olive Co.,Ltd.『オリーブオイルと健康【2024年】~オリーブオイルの健康効果や使い方について~

この図からは、
オリーブオイルの半分以上は(55~83%となんか数字に開きがありますが)、
オレイン酸という不飽和脂肪酸であることが読み取れますね。

ここで、閲覧者様はこんな疑問が浮かんできませんでしたか?
「じゃあ残りの20~40%くらいってどうなってるの?」
と。

ちなみにオレイン酸が55~83%となんか数字に開きがあるのは、
IOC規格という国際規格で決められている、脂肪酸組成の分量のようです。

「オリーブオイルと一口にっても、ものによって脂肪酸組成は結構違う」
と、言えそうですね…

で、残りの20~40%くらいの脂肪酸についてですが、
こちらも同じサイト様に詳しく載っていました。

↓の円グラフは前述のIOC規格ではなく、「七訂 日本食品標準成分表」の数値を基にしているようですね。

出典:日本オリーブ株式会社 Nippon Olive Co.,Ltd.『オリーブオイルと健康【2024年】~オリーブオイルの健康効果や使い方について~

↑を見ると、オレイン酸の次に多いのはパルミチン酸である事が分かります。

IOC規格の構成割合の多い順に主な脂肪酸を上げていくと…
・オレイン酸 55.00–83.00%  不飽和脂肪酸
・リノール酸 2.50–21.00%  
不飽和脂肪酸
・パルミチン酸 7.00–20.00%
  飽和脂肪酸

となっています。

そしてこのパルミチン酸
飽和脂肪酸なんですよね…
 

油は、飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸に2つに区分けされていますが、
詳しく見ていくと、両方含んでいることも結構あるようなんですよ。

内向的bはこのことをラードで代用する可能性を探るため、詳しく調べて初めて知りましたw

人間はシンプルで分かりやすいものを好む生き物らしいので、
情報として使いやすいように2つに区分けされているんでしょうね~。

でもこういった大別やそれに伴うイメージが、
その先の理解の邪魔になることも往々にしてありそうだなぁ~

とも思ったのでした。

 

意外とオリーブオイルに組成が近い…?

では代用品、ラードの脂肪酸組成を調べてみましょう。

検索:ラード 脂肪酸の種類

豚肉の脂肪部分を抽出した食用油脂。脂肪酸組成はパルミチン酸 28%,ステアリン酸 13%,パルミトレイン酸 3.0%,オレイン酸 46%,リノール酸 10%,リノレン酸 0.7%,アラキドン酸 2.0%。

出典:コトバンク『ラード(らーど)とは? 意味や使い方 – コトバンク

↑このように数値がカチッと載っているものもあれば、

ラードの脂肪酸組成はパルミチン酸20~28%,ステアリン酸5~14%,オレイン酸41~51%,リノール酸2~15%,リノレン酸1%以下である。

出典:コトバンク『ラード(らーど)とは? 意味や使い方 – コトバンク

↑このように「●%~〇%」という表記をしている記事もありました。

10%前後の差なので、オリーブオイル程ではなさそうですがラードも
「ラードと一口にっても、ものによって脂肪酸組成は違う」
と言えそうですね。


ではこちらも、構成割合の多い順に主な脂肪酸を上げていってみましょう。
 
・オレイン酸41~51%   不飽和脂肪酸
・パルミチン酸20~28%   飽和脂肪酸
・ステアリン酸5~14%  飽和脂肪酸
・リノール酸2~15%   不飽和脂肪酸
 
あ、分かりやすいように円グラフも引用させてもらいましょう。
こちらは食品成分データベース(文部科学省)から数値を参照したもののようです。

出典:味覚ステーション『オリーブオイル、ごま油、大豆油、コーン油、菜種油、パーム油、アマニ油、エゴマ油、牛脂、ラードの脂肪酸組成の違い

な、なんという事でしょう…
ラードは飽和脂肪酸と言われているくせに、
一番多く含んでいるのは、不飽和脂肪酸であるオレイン酸なんですよ…!

なんかすんごい矛盾を感じたのは、内向的bだけでしょうか…?
これを初めて知った時はこう、騙された感を覚えてしまいましたねw

内向的bにとっては、手軽に安く手に入れられるラードというか「豚の脂」。
そいつが実は、あのお高いオリーブオイルが一番多く含むオレイン酸を、
オリーブオイルの代名詞ともいえるオレイン酸を、
半分近く含んでいた…!

こうして「豚の脂」は内向的bのなかで、「オリーブオイルの代用品」という地位を築いたのでした。

と、自分なりの結論は出たので、
ここで「オリーブオイルの代用品」についての記事は終わりにしようかと思いました。

しかし、円グラフも引用元のページ、
味覚ステーション『オリーブオイル、ごま油、大豆油、コーン油、菜種油、パーム油、アマニ油、エゴマ油、牛脂、ラードの脂肪酸組成の違い
の他の油の円グラフを見ていたところ…

「お、こいつの方がオレイン酸レベル高いじゃん!」
という、ラードのライバルとなりそうな油を発見したのでした。

なので次回の「オリーブオイルの代用品」記事からは、
そのあたりの話をしていこうかな~と思っています。

ではまた~

★感想・アウトプット的スペース★  閲覧者様の思ったこと、聞かせてくれませんか…?

タイトルとURLをコピーしました